波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「雑用という用はない」

約 1 分

pixta_16595625_s「雑草という草はない」

これは、生物学者・植物学者としても知られる、昭和天皇の数々のお言葉の中でも、格別の名言だと思っています。

「雑草」として、十把一絡げにされてしまう道ばたの草。

ただ、それらにも名前があり、きちんと収まるべき所に収まっています。

いわゆる「雑草」が生きていけない世界は、有名な草花も生きていけませんね。

同様に、皆から「雑用」として片付けられてしまう、敬遠されてしまう「用」も、実のところ、とても大事なことが多いです。

同業者で、「この人すごいな、仕事が出来るな」という人は、例外なく、人の見えないところで様々な「雑用」をこなしています。

そして、それを「雑用」だとは思っていないようです。

逆に、仕事が出来ない人ほど、雑巾がけやルーチンワークを嫌い、「雑用ばかりで給料が安い」と不平や不満を持っていることが多いように思います。

かくいう私も、新米研修医で、いろんなルーチンワークに飽きてきたとき、同じようなぼやきを言って、とある教授にたしなめられた経験があります。

今となっては懐かしい思い出です。もうあんなに「雑用」をさせてもらえる時期は来ないのかもしれないと思うと、一抹の寂しさがありますね。