波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「感覚鈍麻」

約 1 分
無断転載禁止です。

年間死亡者数がおよそ130万人で出生は100万人。

だれでもわかる人口減少ですが、今日はその話ではありません。

毎日3,000~4,000人がお亡くなりになります。

医師数が約30万人として、単純計算では毎日100人に1人のドクターが死亡診断書を書いている計算です。

もちろん、科によってその割合は変わるので、私のように在宅を中心にやっているところでは勢い、その数は増えてしまいます。

先週一週間は異常事態で、ほぼ毎日どなたかがお亡くなりになり、死亡診断書を書き続ける毎日でした。
(ヒートショックとは関係ない、やむを得ない病態ばかりではあったのですが…。)

朝一番で死亡診断書を作成すると、その日一日、なんとなくブルーな気分になります。

医師になって20年近くたつので、もういい加減になれても良さそうなものですが、やはり死亡診断書を書くのはいやですね。

ただ、一日中喪に服すわけにもいきませんから心の中でそっと手を合わせ、他の患者さんと話をするときには何ごともなかったかのように振る舞っています。
(多分バレていないはず…。)

こうなると、うまく自分の感情をコントロールする必要があります。

知らず知らずのうちに感覚鈍麻におちいるのも無理はありません。

自己防衛でもあるのですが、あまりにも自分の感情がフラットになっている時はさすがに「まずいなぁ」と思ってしまいます。

学校では教えてくれない、医師の感情コントロール…。

と思っていたら、よさげな本が…。

それはまた別の話。