波乗りクリニック

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「キレイゴトぬきの就活論」

約 1 分

「キレイゴトぬきの就活論 」
石渡 嶺司 (著)

大学入試の二次試験も一段落しました。一方で昨日からは一般企業の採用広報が解禁となり、就活戦争・情報戦が始まりました。

面接まで進めば、採用側の企業と、なんとかして優良企業に入りたい学生の心理戦にもなります。

第一章に、“「夢見る学生」を企業は求めていない”とありますが、この見出しだけでためになります。

ロングランを続けている映画「君の名は。」のなかで、主人公が就活する場面があり、面接で仕事への夢を語りますが、ことごとく玉砕しているようで、このあたりは現代社会を映す鏡のようです。

さて、これから社会に羽ばたこうと思っている人にとって残酷なことですが、(夢はいっぱいあるのでしょうけれど)実際に自分が思い描いていたような、好きなことに熱中して社会人生活を送ることが出来るのは、ごく一部の人たちだけです。

「自分のやりたいこと」よりも「やらなければならないこと」を優先しなかればならないことがほとんどで、そこでうまく妥協できない人は適応障害をおこしてドロップアウトするか、あるいは華やかな世界を夢を見ながら過労死するまで自分を追い込むか?
いずれにせよ最初に現実を知っておくことは大事な気がします。

就職勝ち組から学ぶ単なる就活マニュアル本、あるいは社会批評論でもない本書。

一時間もあれば大事なところは拾い読みできるので、就活生は一度読んでみると良いかもしれません。

内容紹介:
学生のタテマエvs.企業のホンネ

就活ほどタテマエとホンネがかけ離れている世界も珍しい。「夢を持った若者が欲しい」「学歴不問。実力重視」「1年目から稼げます」――こんなキレイゴトが蔓延していては、企業も学生も不幸になるばかり。企業は学生のどこを見ているのか。学生は企業のどこを見るべきか。リアルな就活状況を活写する。就活にまつわるモヤモヤ、ナゾが解消すること間違いなし。

就活生必見! 「優良企業300社リスト」付

〈目次〉
プロローグ

第1章 夢が就活を振り回す
1 夢と仕事は結びつくのか/2 「夢見る学生」を企業は求めていない
3 ディズニーランドを職場にすべきか/4 体育会系が「使えない」理由

第2章 「大学名差別」の正体
1 学歴フィルターは差別なのか/2 なぜ早稲田は慶応に負けるのか
3 ソニー「学歴不問」のウソ/4 学歴も実力も無しでは……

第3章 無名校と普通の学生の逆襲
1 ターゲット校というゆるやかな縛り/2 SPIと学歴の関係
3 それでも「学歴差別」を訴える君へ/4 逆転のヒントはどこにあるか
5 「社会人慣れ」が鍵になる

第4章 企業は何を見ているのか
1 手書きの履歴書はNGか/2 エントリーシートから何を読み取るか
3 志望動機に無理がある/4 「普通」は意外と武器になる
5 セミナーを侮るなかれ/6 綺麗な縁の切り方とは

第5章 ブラック企業と優良企業のあいだ
1 ブラック企業の見分け方/2 ワタミとキリンビールの違い
3 公開情報で見抜くブラック度/4 優良企業はたくさんある

日本人が知っておいてもいい企業300