波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「便秘の気持ち」

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便秘をするとイライラして怒りっぽくなったり、気分が沈み込んだりします。

これは理性で感情をコントロールする力が低い幼児やお年寄りでよく見かけます。

便秘のお薬は何パターンかあります。

定番は便を軟らかくする「酸化マグネシウム」系統の薬、大腸を刺激して動かす「センノサイド」系統のお薬。

便の量を増やすもの、液剤や浣腸、座薬、市販薬の合剤などを入れると数多くの選択肢があります。

それを患者ごとに使い分けていくのですが、これが結構奥が深いもの。

結構悩み多き疾患です。

「便秘症」

そんななか、少し前に「リンゼス(リナクロチド)」という新しいお薬が出ました。

腸管内への水分分泌を促すタイプの薬ですが、現在の感触としては、他薬と比べて「派手ではないけど、しっかりと」排便を促す作用が強いような気がします。

大腸を刺激するタイプほど腹痛も出ないようですし、なんだか少し不思議な薬ですね。

適応は便秘型過敏性腸症候群のみですが、いずれ一般の便秘まで拡大しそうな雰囲気があります。

最終的な評価としてはもう少し使用経験を積み重ねないとわからないのですが、今のところは「◎」といったところでしょうか。

医学・薬学の世界は日進月歩ですね。少しでも長生きして、進歩を見守りたいと思います。

あれ?タイトルの「便秘の気持ち」っていったい…。