波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「カンピロバクター」

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昨日はまるまる一日、宇部市の休日診療所の当番でした。

冬はほとんどがインフルエンザの患者なのに対して、どうしても季節柄「腹痛」や「下痢」の対応が多くなります。

端的に言えば「食あたり」です。中には食事と関係なく感染性腸炎を起こす人もいますが、ほとんどは「食べ物」由来でしょう。

休日診療所では細菌培養をしたり出来ないのですが、自分のクリニックでは時間の許す限り便培養検査を行うようにしています。

最近続けてあったのが「カンピロバクター」による腸炎です。加熱が不十分な鶏肉から感染することが多いと言われています。

夏真っ盛り!家族や友人で集まってのバーベキューは楽しいひとときですが、そのあと病院へ行くことになったらそれも台無しになってしまいます。

しっかり加熱して食べるようにしましょう。

さて、肝心のカンピロバクター腸炎ですが、腸炎であるにもかかわらず、発症初期の来院時は「発熱や頭痛の症状だけ」、ということも珍しくなく、ついつい腸炎であることを見逃しがちです。

よくよく話を聞いていくと「実はチョット便が緩いかなぁ?」といったコメントが患者から出てくることもあり、問診の重要性を再認識します。外来での便培養検査は面倒がらずにしっかりやっておきましょう。

カンピロバクター腸炎そのものは基本的には他の腸炎と同じように「自然軽快」しますが、ときおりやっかいな事態に発展することもあります。

それはまた今度…。