波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

桂枝湯の楽しみ

約 1 分

シナモン2 一昨日から鼻水、咽頭痛、咳の三拍子そろった、いわゆる「感冒様症状」が出ています。この半年間手洗い励行し、鼻がかゆい時は直接指で触らないように気をつけていましたが、とうとう風邪を引いてしまったようです。
 半年間も風邪と無縁でいるのは、私にとって最長記録なので、それはそれで実験結果としては意味のあるものなのですが、連続記録が途切れてしまったのは何とも残念です。
 実験をかねて神経質なくらい顔を触るのを避け、鼻を触るときはティッシュを使っていました。しかし、この一週間くらいで気が緩んでしまい「このくらいいいか!」ということで、手洗いもせずにあごや鼻を掻きまくり、そのまま鼻を触っていました。思えばこのところ臨床業務が少し落ち着き、自分の机で書類仕事に向かう時間が増えていましたので、誰にも見られず顔を掻くことが出来たわけです。思わず鼻を触った後で、慌てて手を洗ったりしていましたが、時すでに遅し、風邪ウイルスはまんまと私の鼻に入り込んだのでした。

 風邪を引く、あるいは喉に違和感を感じると、私は「桂枝湯」を飲みます。桂枝湯をコップに入れ、熱湯を注いでそれを「フウフウ」言いながら少しずつ飲みます。

 桂枝湯の成分は桂皮(ケイヒ)、芍薬(シャクヤク)、生姜(ショウキョウ)、大棗(タイソウ)、甘草(カンゾウ)です。 「桂皮」はいわゆるシナモンですから、ちょっとしたシナモンティーのようなもので、香りがいいのです。鼻炎で鼻が効かなくなっているときには香りも半減しますが、その度合いで自分の重症度がわかります。また、「甘草」は文字通りに甘く、美味しいのです。

 喉が痛いところに熱々の桂枝湯が直接当たるイメージで、少しずつ「ずずーっ」と音を立てながら飲んでいきます。(娘からは「下品」だと怒られるのですが…。)
 薬理学的な効果はわかりませんが、「手当てされている」ような気になり、ちょっと幸せです。

 今日もちゃんと手洗いをして、早く寝ようと思います。