波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「無知」という幸せ

約 1 分

ドリームタイム「ドリームタイム」(ダリル・ホール)1986年

 ホール&オーツのダリル・ホールがソロで出したアルバムです。

 1曲目に表題の「ドリームタイム」という、アップテンポのノリがいい曲が入っているのですが、「夢を追いかけよう」そう言ってくれているようで、これを聴くと元気が出ます。
 特に高校2年生から浪人生の頃にかけて、苦しいことがあるとこれを聞いて自分を克己していました。思い出の曲です。

 ちなみにZARDの「負けないで」という有名な歌がありますが、これが「ドリームタイム」にそっくりなのです。一部の洋楽ファンの間では「ドリームタイムを下敷きにした」と言われています。(有り体に言うと“パクリ”ということでしょうか)

 さて、大学生の頃ふと「歌詞の内容は?」と思い立ち、歌詞カードを見て愕然、「夢を見よう」ではなく、「いつまでも夢なんか見ていないで、現実を直視しろ」という感じの歌詞なんですね。これが…。

 You’re living in Dreamtime Baby
 (you wanna run away)
 It’s time to wake up
 夢の時間を生きてるんだよ
 (逃げ出したいの)
  目を覚ませよ 

 洋楽の歌詞というのは、私の英語力では読解が難しく、歌と言うよりリズムを楽しむ方が優先します。ほとんど歌詞の内容はみたことがありません。このあたりはクラシックやオペラを楽しむのと、さほど変わりません。
 中学生の頃、英語の成績が惨憺たる有様だった私は、父親から「それだけ英語の歌を聴いていれば、もう少し英語の成績が良くてもいいのでは?」と不思議がられ、怒られていましたが、実際は歌詞を聴いていなかったのです。

 いやしかし、知らないと言うことは、ある意味幸せなことで、私が「ドリームタイム」の歌詞を理解しようとしていたら、こんなに元気づけられなかったでしょうね。

 「知らぬが仏」といいますが、世の中には知らない方がいいことがあるのも事実です。