波乗りクリニック

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「神はサイコロを振らない」

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神はサイコロを振らない 3月8日未明、マレーシア航空370便ボーイング777-200型機(乗客乗員239人)が、南シナ海上空で消息を絶ちました。現在まだ捜索が続いているようですが、なぞの多い事件です。

 このニュースを聞いたときにこの小説を思い出しました。

 「神はサイコロを振らない」 大石 英司 (著)

 普段は架空の戦記物を主に書いている人ですが、この作品はSFヒューマン小説です。十年前に忽然と姿を消したプロペラ機が突然羽田に現れるという話なのですが、それだけにとどまらず、ストーリーのプロットも複雑に入り組み、人間模様も上手に描いています。最後は涙なしには読めません。

 マレーシア機もひょっこり無事に出てきてくれると良いのですが…。現実は難しいかもしれません。

 ちなみにタイトルの「神はサイコロを振らない」はアインシュタインが不確定性原理を批判するときに言った「神は賽を振らない」が元になっています。

 不確定性原理とは簡単に言うと、物資の存在は確率でしか表せないとする見方で、アインシュタインが「神がサイコロ遊びをするのか?」と皮肉ったときにこの言葉が生まれました。
 現在ではアインシュタインの方が間違っていたという見方が有力で、「天才でも間違える」事の代名詞のように言われます。

<内容説明>
かつて、忽然と消息を絶った報和航空四〇二便YS‐11機が突如、羽田空港に帰還した。しかし六十八名の乗員乗客にとって、時計の針は十年前を指したまま…。戸惑いながらも再会を喜ぶ彼らと、その家族を待ち受けていた運命とは…。歳月を超えて実現した愛と奇跡の物語。