波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「マンガ 誰でもわかる医療政策の仕組み」

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誰でもわかる医療政策の仕組み 「マンガ 誰でもわかる医療政策の仕組み」vol.1 vol.2

 4月の診療報酬改訂を前に全国で様々な団体が勉強会を開いています。私も2日続けて夜遅くまで参加して、少々疲れました。

 医療政策の仕組みについては学生時代に公衆衛生学、その他の社会医学系の授業で学びます。人体そのものや病気について学ぶ「解剖学」や「内科学」と違い、当時はなにやら面倒で、退屈に感じていました。

 研修医として働き始め、最初に診療報酬請求の書類を作り始めたときは、さらにこれを面倒に感じました。保険診療の制約が医療行為を邪魔する物のように感じていたからです。
 「とにかく目の前に現れた患者をしっかり治療すればいい」「こんな事務的なことは、どこか知らないところで、誰かがうまいことやってくれ」というのが本音でした。
 これが非常に重要だと判るのはもう少し後のことです。

 なにかの教科書に「保険診療を理解しない者は、医療に関わる資格がない」といった厳しい文言が書かれていたのです。
 最初は違和感を持ったものの、臨床経験を積むうちにその言葉の意味が少しずつわかるようなりました。

 医療は(自由診療を別にして)保健を使った公的サービスな訳なので、そこには国民や政府のニーズが反映される仕組みがあります。
 万人が納得できる仕組みではないかもしれませんが、ある程度そのニーズに添う形で医療を提供すれば、独り善がりでない医療が提供できるというのが医療政策を決定していく上で欠かせない考え方でしょう。

 ともすれば診療報酬の収支計算だけに走ってしまいがちですが、日本国の医療としてどこを目指して走っているかを考えれば、自ずと次の一手が見つかるように思います。