波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

そこで踏みとどまる

約 1 分

崖っぷち このところ、糖質コントロールをしているのですが、それでも時々、当直明けで検食のパンを食べることがあります。

 この食パンがなんというか異様においしいのです。

 ジャムやマーガリンはつけず、トースターでこんがり焼いて、味わっていただきます。

 当直明けのささやかな楽しみなのですが、回数が増えてくるとありがたみが薄れてきます。

 つい、「ジャムをつけたらもっとおいしいのでは?」と考え、誘惑に負けそうになりますが、ぎりぎりのところで踏みとどまります。

 そこで踏みとどまらなければ、ほころびが生じ、いずれは糖質三昧の生活に戻ってしまうように思うのです。

 いい年した大人が、夜明けの当直室で「ジャムをつけるべきか、つけざるべきか」と苦悩する姿は、滑稽そのものです。

 しかし、ほんのちょっとしたことが全体を狂わせることは多々ありますので、私は真剣そのものです。

 普段飲むコーヒーはブラックあるいは砂糖抜きのカフェオレですが、たまに砂糖たっぷりのコーヒーをいただくと実においしく感じます。

 もう一杯欲しくなりますが、ここで辛抱しなければ、次々と量が増え、ありがたみが薄れ、やがて元の生活に逆戻りです。

 反対に、この一杯で踏みとどまれば、また元の穏やかな気持ちで砂糖と決別できます。そして、たまにおいしい砂糖たっぷりのコーヒーを楽しめるのです。