波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「看取り」とはなにか?

約 1 分

ひまわり在宅医療の現場にいると、「看取り」という言葉をよく耳にします。もちろん自分の口から発せられることもあります。

何気なく使っていますが、使う人によって微妙にニュアンスが違うように感じることがあります。

手元にある辞書、大辞林・第三版を引いてみると

【看取り】 病人のそばにいて世話をすること。また、死期まで見守り看病すること。看護。

とあります。

これを読むと「看取り」という言葉は、必ずしも死を伴わない言葉だとわかります。

どんな患者でも看護していった先には必ず「死」が待ち構えているのですが、その過程としての「看取り」には、必ずしも死の影がつきまとうものではありません。

また、「看取り」とは必ず患者の歴史としての時間経過を含むもので、決して瞬間的なものではないのです。

時に、「波乗りクリニックは看取りまで行いますか?」と聞かれることがあります。

答えは「Yes」でもあり、「No」でもあります。

あくまでも「看取る」のは介護・看護する人の役割です。

私の役目は適切な医療を提供し、「看取られる患者」・「看取る介護者」が、その時まで、最後まで出来るだけ安楽に過ごせるよう「診続ける」ことなのです。