波乗りクリニック

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ロビン・ウィリアムズを悼む

約 1 分

 patti先日、また悲しい事件が起きてしまいました。

 薬物(アルコール)依存症だったとの報道が中心で、「やっぱり」という論調のメディアも多かったようです。

 こういう事件を聞くと、つくづく依存症というのは「自己治療の結果」なのだと思わされます。

 背景には発達障害や愛着障害があることが多く、その自己治療のために薬物に染まり、依存していきます。

 これを「自己治療仮説」といいます。

 この人の場合は才能豊かだったが故に苦しみも多かったのではないでしょうか。

 また、パーキンソン病も患っていたとの報道もありましたが、もしかすると純粋なパーキンソン病と言うより、実際には薬物によるパーキンソニズムだったのかもしれません。

 こういった依存症の場合、元になった疾患を治療する必要があり、一筋縄ではいかないこともあります。

 何かに依存して生きねばならないとしたら、最初からもっと健全なものに依存できるようにしたいものです。

 

(NHK)
アメリカでコメディアンや俳優として活躍し、1997年にアカデミー賞の助演男優賞を受賞したロビン・ウィリアムズさんが、西部カリフォルニア州の自宅で死亡しているのが見つかり、捜査当局が原因を調べています。

ロビン・ウィリアムズさんは1970年代からコメディアンとしてテレビ番組などに出演し、その後、演技派俳優として頭角を現しました。
1997年に公開された、心に深い傷を負った青年と心理学者の互いの成長を描いた映画「グッド・ウィル・ハンティング旅立ち」で、心理学者役の演技が高く評価され、アカデミー助演男優賞を受賞しました。
また、1993年公開の映画「ミセス・ダウト」などで、ゴールデングローブ賞の主演男優賞に3度、輝きました。
ウィリアムズさんは現地時間の11日、アメリカ西部、カリフォルニア州の自宅で死亡しているのが見つかりました。
63歳でした。
現地の捜査当局は、ウィリアムズさんは自殺した可能性が高いとみて、原因を詳しく調べています。
アメリカのメディアは、ウィリアムズさんの代理人の話として、ウィリアムズさんが、重度のうつ病だったと伝えています。

 

(CNN) 
米カリフォルニア州の自宅で急死した俳優のロビン・ウィリアムズさんについて、同州マリン郡の捜査当局は、10日深夜から11日午前の間に寝室の扉にベルトをかけ、首をつって自殺したとみられると発表した。
捜査当局によると、12日に行った検視の結果、争ったりした痕跡は見つからなかった。ウィリアムズさんがうつの治療を受けていたことも確認された。
妻は10日午後10時半ごろにウィリアムズさんの姿を見ており、翌11日午前10時半ごろ、ウィリアムズさんがまだ寝ていると思って外出したという。
しかしアシスタントがドアをノックしても返事がなかったことから不審に思い、午前11時45分ごろ寝室に入室。ベルトを首に巻き付けた姿で意識を失っているウィリアムズさんを発見した。ベルトはクローゼットの扉とフレームの間に挟まれていた。
左手の手首には切り傷があり、遺体の近くにあった小型ナイフには乾いた血液とみられるものが付着していた。
捜査当局は、遺書があったかどうかについては肯定も否定もしていない。死亡時の薬物や飲酒の影響については検査結果が出るまでに数週間かかる見通し。
ウィリアムズさんにはあまり知られていない素顔もあったと親しい人たちは振り返った。長年の友人だったコメディー作家のボブ・ズムダさんは、「2人以上の相手と一緒にいると、その相手が観客になって(ウィリアムズさんは)冗舌になる」と打ち明ける。ところが1対1になると「社交スキルはゼロ。状況に対応できなかった。35年の付き合いがある私でさえも、エレベーターに見知らぬ相手と乗っているみたいだった」という。
2009年の映画「ディア・ダディ 嘘つき父さんの秘密」で主役のランス・クレイトンを演じたウィリアムズさんは、こんなセリフも口にしていた。「それほど落ち込んでいるなら誰かにすがれ。自殺は一時的な問題を永久に片付けてしまうものだということを忘れるな」。
テレビ番組の中で「もし自分が天国に行ったとしたら、神にどんな言葉をかけてほしい?」と尋ねられた時には、モーツァルトとエルビス・プレスリーのコンサートの冗談を言い、「そこに笑いがあることを知るために」と付け加えていた。