波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

INSOMNIA (インソムニア:不眠症)

約 1 分

insomnia INSOMNIA (インソムニア):

 アル・パチーノ (出演), ロビン・ウィリアムズ (出演),

 クリストファー・ノーラン (監督) 

 

 人間が健康に生きていく上で大事なものが4つあります。

 1.仕事
 2.遊び
 3.睡眠
 4.休息

 このうち3番目の睡眠が妨害されると、人は幻覚を見るようになります。

 睡眠は大きく「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」に分けられます。「レム睡眠」の時には脳は完全には眠ってはおらず、眼球が忙しく動き、夢を見たりしています。このとき体は眠っているため、体を動かそうとしても動かせない、いわゆる「金縛り」が起きるのもこのタイミングです。

 一方、「ノンレム睡眠」の時は目も動かず、脳も限りなく停止に近い状態にありますが、体は無意識のうちに動き、寝返りを頻繁に打つようになります。

 睡眠は記憶の定着に不可欠で、夢というのは短期・中期の記憶から、長期記憶へ記憶の移動編集を行っているうちに見えてくる残像のようなものだとの説があります。

 つまり、記憶の定着のためにはしっかり睡眠をとり、しっかり夢を見る必要があります。

 もしも睡眠がとれなくなったらどうなるのか?

 脳は動きをセーブして、その間に夢を見る必要がありますから、必然的に日中に夢を見る必要が出てきます。これが幻覚となって現れるわけです。このことを利用した拷問もあるようなのですが、幸い私はそういう現場に居合わせたことがないので何とも言えません。

 実体験としては、わたしも連続当直で3日間ほど布団に入らず過ごしたことがありますが、やはり最後は冷や汗が止めどなく流れ、ついには幻覚(幻視・幻聴)が出現し、これはまずいということで、仕事を強制終了した記憶があります。

 今回紹介するこの映画、少し寝不足で観ると、主人公に感情移入できるかもしれませんね。

 あらすじ:
 24時間太陽が沈まない街、アラスカのナイトミュートで17歳の少女が殺された。しかし、それは始まりに過ぎず、やがて第二の殺人が起こる…。「ゴッドファーザー」のアル・パチーノ、「グッド・ウィル・ハンティング」のロビン・ウィリアムズ、「ボーイズ・ドント・クライ」のヒラリー・スワンクら演技派俳優が集結して贈るサスペンス・アクション。
 ロサンゼルスのベテラン警部ウィル(アル・パチーノ)は、猟奇殺人事件の行方を追ってアラスカに赴き、現地の新人刑事エリー(ヒラリー・スワンク)と共に捜査にあたるが、白夜の中不眠症に陥り、次第に精神のバランスを崩していく…。