波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「傾聴」・「敬聴」、時に「慶聴」

約 1 分
丸尾の海は今日もピーカンです。
丸尾の海は今日もピーカンです。

 今日の話は、病院慣れした人からは退屈なものかもしれません。

 初めての病院を受診をしたとき、だいたい最初は保険証の提示が求められます。これを窓口に出し、次に問診票を書かされます。

 しばらく待って診察へと進みます。(時には長いこと待って)

 最初は問診です。最近は医療面接といったりしますが、要は患者さんからの病状の聞き取りです。

 その症状は「いつから」「どのように」あるのか?「どこが」悪いのか?等々、まるで英語の5W1Hの様に質問が続きます。

 続いて診察、検査、診断、治療と進んでいくのですが、この中で一番大事なのはやはり最初の問診・医療面接でしょう。

 ここで患者さんのニーズをつかみきれなければ、その後の治療もうまくいきません。

 さて、医療面接には3つの機能があるといわれています。

 第一は医師-患者関係の構築

 第二は医学的情報の収集

 第三は患者教育(治療の動機づけ)

 大昔には第二の「医学的情報の収集」が一番目だったのですが、時代の移り変わりで、患者さんとのコミュニケーションの重要性が理解されるように成り、

 「医師-患者関係」の構築が一番目に昇格しています。

 そこで大事なのは

 「傾聴」です。患者さんの話に真摯に耳を傾け、「傾聴」します。

 その中でも私が心がけているのは「敬聴」(私の造語)です。

 患者さんの関心事と私の関心事にずれがあることも少なくありません。そんなときに威力を発揮するのが「敬聴」です。

 これで脱線を防ぎ、患者さんのニーズに対応することが可能になります。

 さらに「慶聴」です。(これも私の造語です)

 「先生、すっかり良くなりました!」と言ってもらえるときは、私も本当にうれしくなります。

 そんなときは「慶聴」です。

 喜ぶ者とともに喜ぶ。

 これってすごく大事なことだと思います。

 で、ですね。何が言いたいかというと、

 昨夜の外来はなぜか混雑し、なぜか私の段取りが悪く、一人一人にしっかり時間をとって「敬聴」出来ませんでした。

 つらい気持ちで、必死の思いで外来受診してくれた患者さん達の話を、十分に傾聴することが出来ませんでした。

 海より深く反省です。

 今日からまた気持ちを切り替えて、しっかり「傾聴」・「敬聴」・「慶聴」出来るよう頑張りたいと思います。