波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「作業興奮」~中途半端の勧め~

約 1 分

ナゼベス「最近、やる気が出ないな」

「何をするにもおっくうで」

秋空がそうさせるのか、最近、周りにそんな人が多い気がします。

ただ、おっくうだろうが何だろうが、やらないいけないことは、やらなければなりません。

「やり始めると、早いのだけど、取りかかりが遅くてね」

こういう人にお勧めなのは「中途半端」です。

ひとの心理には「作業興奮」という現象が知られていて、何か作業をしているとだんだん調子が出てきて、楽しくなってくる、あるいはやりがいが出てくる現象を言います。

作業することで脳の「側坐核」が刺激されることによります。

さて、「中途半端」の何が良いかと言えば、例えば、毎日勉強することを日課にしている学生さんの場合、切りの良いところまで勉強したくなるのをチョットだけ我慢して、中途半端に終わらせておきます。

教科書や問題集も、出来れば机の上に開きっぱなしにして、次の日まで寝かしておきます。

こうすることで、翌日、スムーズに勉強に入っていけるので、そのまま作業興奮につながり、気づくと結構な時間、集中して勉強が出来るのものなのです。

そんなわけで、外来診療が終了し、診察室の明かりを消すときも、診察机の上は書類が散乱している状態です。

そう、翌朝、気持ちよく仕事が始められるように、私なりに工夫した結果なのです。

決して、私が片付け下手なためではありません。くれぐれも誤解のないよう。