波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

なぜ血圧を測るのか?~常にバイタルサインを~

約 1 分

水銀血圧計・スタンド式かかりつけの診療所を受診したときに、特に血圧が高いわけではないけれど、毎回のように血圧を測られた経験はありませんか?

一つには「コミュニケーションの一環」と言うこともありますが、実際にはそれでだけではなく、血圧測定は患者さんのいろいろな情報を教えてくれます。

血圧の数値は言うに及ばず。

波乗りクリニックに初めて来院した患者さんの場合は、家で測る血圧よりも20~30ほど高くなっているのが一般的です。

血圧が高いときには、手足の血液循環が影響していたり、頭蓋骨の中の圧力が高まっていたり、緊張で心機能が高まっていることも予想できます。

また、聴診器を腕の血管の上に置いて音を聞いていますので、その音から血液の循環状態をつかむことが出来るのです。

自動血圧計で「プーッ」と測るだけでは、数値以上の情報は得られないのですが、「医療従事者が、聴診器を使って測る血圧」にはそれ以上の意味があるのですね。

今度、皆さんがかかりつけの診療所・病院に行ったら気をつけてみておいてください。

ただ、自動血圧計にもそれなりの良さがあります。

「家庭で手軽に出来ること」「誰が測っても(概ね)同じような数値になること」

これは、一般の人にとってとても大事なことのように思います。

「概ね」と書きましたが、自動血圧計は使用方法、特に装着方法を間違えると正しく測れないことがあるので注意が必要です。

さて、「バイタルサイン」という言葉をご存じでしょうか?

一般的にはなじみの薄い言葉ですが、医療従事者で知らない人はまずいません。

血圧、体温などを指す言葉として、医療従事者はなんとなく理解していて、なんとなく計っているのですが、

「バイタルサインを全部挙げてください」「その重要性は?」と聞かれると躊躇する人も多いようです。

このことについてはまた、別の日に考えてみたいと思います。