波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「モニターがないので死亡確認できません!」

約 1 分

モニター皆さんは心電図モニターを見たことがあるでしょうか?

血圧や血中酸素飽和度、呼吸回数なども同時に表示され、正確には生体情報モニターとも言われます。

ドラマに出てくる集中治療室などで「ピコーン、ピコーン」と言っているあれです。

「ぴっぴっ」と言っていたモニターが、最後に「ピーッ」と鳴り続け、臨終を表現されるのに使われたりします。

本来は、危険な状態にある人の不整脈などを早めに発見し、すぐに対応できるよう装着するものです。

決して「死亡確認装置」ではありません。

あくまで、予期せぬ事態を防ぐために装着するものですが、最後の時を迎えようとしてる患者さんに取り付けられることもあります。

多くの人が最後を迎える病院では、心電図モニターを装着することが当たり前となり、最後の瞬間に患者を診ずにモニターに見入る医療者もいるようです。
(実は私もこれをやってしまったことがあります…)

一方、在宅で死亡確認する場合、モニターはありません。

従来通り、「心停止、呼吸停止、瞳孔散大」をもって死亡確認をします。

『とある医師に、在宅での死亡確認を依頼したところ、「モニターがないので死亡確認が出来ません!」と断られた。』

なんていう、笑うに笑えない都市伝説もあります。

以前に「火葬される直前に息を吹き返した人」なるものをバラエティ番組で紹介されていたのを観ましたが、結局出所は怪しいままです。

こういう情報が巡り巡って、「もしかして診断が間違っていたら?」という疑念が、医療者をモニターへと駆り立てるのかもしれません。

(臓器移植を前提とした脳死は別として、)生命の基本に立ち返り

「心停止、呼吸停止、瞳孔散大」

でよいのではないかと思います。いかがでしょうか?