波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「人生の短さについて」

約 1 分

人生の短さについて人生の短さについて 単行本 – 2009/2/21
セネカ (著), 浦谷 計子 (翻訳)

大事な試験前にもかかわらず、食って寝て、マンガを読んで、ダラダラと無為な日々を過ごす中学生の息子をみていると、本当にイライラとさせられます。

「おまえの人生は着々と終わりに向かって近づいているんだ」と諭しても全く実感がないようです。

そこで、一緒に簡単な計算をしてみました。

仮に100年生きるとして、一年が365日ですから、日にちに直すと「36,500日」と言うことになります。

実際には80年ちょっとですから、おそらく平均的には「30,000日」。

3万日です。さんまんにち。

たとえば、生まれたばかりの赤ん坊の銀行口座に「三万円」を預けたとすると、毎日そこから一円ずつ引き落とされていく計算になります。(利子はなしで)

三万円はあっという間になくなるでしょう。

そんな計算を二人でしてみたところ、息子にはやっと「一日の重み」がわかってもらえたようで、その日からチョットまともに勉学に取り組むようになりました。
(あくまで「チョット」のことで、「あっという間に」元の生活に戻ってしまいましたが…。)

私もボンヤリしている間に、いつの間にか人生の折り返し点を過ぎてしまいました。

今日、明日、一日一日を大事に生きたいものです。

 

書籍の紹介(Amazon.co.jp):
セネカは、二千年前の古代ローマ帝国を生きた思想家です。ストア派の哲学者にして
詩人・劇作家でありながら、政治の世界にもかかわって皇帝ネロの教育係を務め、
最期はその教え子に自死を命じられるという、波瀾万丈の生涯でした。
多くの哲学書簡やエッセイを残しています。本書「人生の短さについて」は
時間の大切さがテーマです。人生は短いと嘆く人間は多いが、それは、
その人が短くしているからだ、とセネカは言います。無意味なことにかまけていると、
人生などあっという間に過ぎ去ってしまう、自分自身と向き合おうともしないで、
年老いてから、まっとうな生き方をしようとしても手遅れなのだ、と。
多忙なあまり自己を見失っている現代の私たちが、胸に刻むべき警句に溢れています。