波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「気軽に楽しめるアルコール1%?」

約 1 分

キリン_バタフライ今年のゴールデンウイークも終盤です。

遠出をしている人、自宅でゆっくりくつろぐ人、片付けに追われる人、はたまた「ずっと仕事だよ!」という人もいるでしょう。

さて、私は在宅医療を中心にやっているので、滅多とお酒を飲まないのですが、アルコール依存症の治療も並行して行っていることもあり、アルコール業界の動向には常に注意を向けています。

最近気になっているのは、アルコール度数を1%に抑えた、お酒に弱い人でも飲みやすい商品です。

なんでも「若者のアルコール離れ」に歯止めをかけ、「お酒を飲み始めるきっかけになってくれれば」との意図で開発されたのだとか…。低ニコチンのタバコに似たニュアンスを感じ、チョット不安になります。

この商品。アルコール度数が低いため、酒類ではなく、清涼飲料水のくくりとなるようです。

適度にアルコールをとることが出来る、セルフコントロールの行き届いた人が、ほどよく楽しむには良い商品だと思いますが、若い人向けのゲートウェイドラッグとなる可能性もあり、注意が必要でしょう。
(若いときに依存症になると、高齢者のそれに比べて回復しにくいことが経験上わかっています…。)

また、法的には呼気中のアルコール濃度が「0.15mg/l」以上になると、たちまち取り締まりの対象となりますが、「それ以下なら大丈夫」というわけでは有りません。

ゴールデンウイークも終盤です。低アルコール飲料による飲酒運転がないことを祈って止みません。