波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「隠れ脱水」にご用心

約 1 分

脱水梅雨入り後。

暑い日と肌寒い日が交互に続いています。

暑いだけなら良いのですが、これからは湿気も加わって、じめじめ、じとじとした日々が続きます。

その中で注意しなければならないのは、「隠れ脱水」です。

水分は体重の60~70%を占めます。仮に体重70㎏であれば、水分は約50Lです。そのうち3%ほど、約1500mlが失われただけで頭痛や嘔吐、食欲不振が生じる可能性があります。ここまで行くと、普通の人ならばさすがに自分で脱水に気づき、自ら水分をとる行動に出ます。

高齢者の場合、自分で体調不良に気づかないこともありますからまわりが注意して、努めて水分摂取するように声かけをしてやる必要があります。
(もちろん、心不全や腎不全で水分制限がある人もいますから一概には言えないのですがね…。)

さて、問題は若い人です。

水分補給と脳機能の関係については多くの文献があり、1%の脱水があるだけでも記憶力・判断力の低下が引き起こされるというデータもあります。先ほどの体重70㎏の人ならば、約500ml、ペットボトル一本分ですね。

とくに子供の場合は「試験の前に200~500mlほどの水分をとっただけで、成績が10%以上向上した」というものもあるようです。

特に持病のない場合、とりあえず水分補給することが、学力向上につながるのかもしれません。

私も診療中に集中力・判断力が低下してきたと思ったら、こまめに水分をとるようにしています。

皆さんも「隠れ脱水」には気をつけましょう。