波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「知らなくて良いこと」

約 1 分

tv1昨年末、もろもろの事情で、自宅からすべてのテレビを撤去しました。

最初は何となく「落ち着かない感じ」、「違和感」があったのですが、少しずつその環境に慣れていき、いまではテレビに時間を使うのが、ひどくもったいない行為のように感じています。

基本的にテレビは見ない。ネットは必要最低限にする。Yahoo!ニュースは読まない。(情報の質が玉石混交で、ついつい関係ない方向に意識が行ってしまい…。これらは愚の骨頂だと思う..。)
絶対に見たくない(けれど時々読んでしまう…)。

必要最低限の情報は、毎朝配達されてくる新聞を斜め読みで事足ります。必要な情報、特に医療・福祉行政関連のニュースは斜め読みの途中でアンテナに引っかかってきますので、そこだけをじっくりと読めば良いのです。逆に患者さんから教えてもらうこともあります。

しかし、こんな私でもついついテレビを見てしまうことがあります。

それは病院の当直室です。

休む間もなく次々に患者が来るときは良いのですが、幸か不幸かヒマな当直というのもあります。

そんなときは当直室にこもります。普段は腰を落ち着けて教科書を読む時間がないので、こんな時に読めば良いのですが、孤独な部屋に一人ぽつんと取り残されると、ついつい手がリモコンに伸びてしまうのですね。

先週末もそんな具合で、「ダラダラと」ニュースを見てしまいました。

楽しい話題なら良いのですが、視聴率をとるためには「毒」の部分が必要です。

ギリシャの経済問題、世界遺産登録の問題などを見せつけられながら、一人当直室で憤っている、怒っている自分がそこにいます。本来、こんな問題は「自分でコントロールできない問題」なので、見ていても仕方がないのですが、ついつい見て、いろんな事を考えてしまいます。雑念に頭が支配されます。

ふと気づくと、狭い当直室で、テレビをみながら難しい顔をしている自分がいるわけです。次の瞬間、我に返り、とても空しくなります。スイッチを切り、本来自分がやらねばならないことに戻っていきます。

現代人として、最低限のメディアとはつきあわないとやっていけないのですが、それらに付随するものに「汚染される」のはとても空しいことです。

メディアとの接触で気をつけること。それは「無料サービス」には近づかないことでしょう。なぜか?
それはまたの機会に。