波乗りクリニック

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「消費税25%で世界一幸せな国デンマークの暮らし」

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デンマーク「消費税25%で世界一幸せな国デンマークの暮らし」
ケンジ・ステファン・スズキ (著)

日本にもようやくマイナンバー制度が導入されました。

デンマークでは、こうしたいわゆる「国民総背番号制度」として「個人番号制度」というものがあります。

もう半世紀近く前からこの制度があり、すべての国民(および居住している外国人)が10桁の登録番号を持ち、生涯変わることはありません。

これにより、税金の徴収漏れが少なくなり、税率負担の上昇で「高負担・高福祉」社会を実現させています。

消費税は25%、その他、所得税や社会保険費用を含めると、いくら稼いでも収入のおよそ7割が「自分で自由にならないお金」になってしまいます。

日本やアメリカに比べて消費税の分だけ物価も高く、所得税も大きく差し引かれてしまう。
けれどもその分、手厚い福祉があるようです。

医療・福祉、教育(大学や社会人教育ですら)原則無料です。

もともと「共生」の概念が根付いている、成熟した社会だから出来るわけですが、日本のように「出来るだけ、自分だけ効率よく得をしたい」という「ヤンキー的発想」が未だ根強いところでは、こういった考え方は御法度なのかもしれません。

デンマークでは1983年の出生率が「1.38」と危機的状況にあったわけですが、そこから2009年時点では「1.9」まで回復してきているようです。

デンマークでは荒廃した国土の中から「国民総背番号制度」を導入し、「共生」の理念の元で、「高負担・高福祉」「出生率回復」の道を歩みました。もちろん問題も山積みで、書籍の後半にはデンマークの抱える闇についても触れられています。

デンマーク型の社会を目指すのか、アメリカのような「個人主義」「成果主義」の国作りを目指すのか。はたまた、両者のいいとこ取りをするのか?
今一度考えてみる必要がありそうです。

内容:
いわゆる高福祉国と呼ばれる国の実態を、デンマークを例に見る。デンマークは数々の調査で「世界一幸せ」とされる国。こうした高福祉国は高い税金を課される高負担国でもあるが、そのような社会で幸せを感じるのはなぜか?デンマーク在住40年超、国籍もデンマークにかえた著者が、政府系機関の報告では見えてこない、国民目線でその理由を説く。例えば国は風邪には薬も出さないが、命に関わる病には全力で治療にあたる。もちろん無料で。こうした徹底した「無駄の削除」と「安心感」が世界が注目する独自の“デンマークモデル”として結実している様子を見ていく。