波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「離婚の原因の2~3割はフェイスブック」

約 1 分

smartphone_a04今日は考えが二転三転する話をしましょう。

平成25年12月22日(日)の日経新聞「データは誰のものか(上)」から以下抜粋

『「離婚の原因の2~3割はフェイスブック」。米国の法曹界ではこうした見方が広がる。配偶者が投稿した所在地や写真から浮気が判明、離婚へと進む例が増えているという。一度掲載した個人情報は瞬時に拡散し、ネットに漂う「私」を制御することは不可能だ。スマホで常時ネットにつながる利便性と、その裏に潜む本人特定のリスク。データ活用が猛烈なスピードで進む中、個人の意識も安心を担保するルール作りも追いついていない。』

 以上です。どうでしょう?

 ちょっと見ると「ネットは怖い」「個人情報は保護しなければ」といった感想を抱くと思います。しかしちょっと待ってください。この記事にはトリックがあります。
「離婚の原因は2~3割はフェイスブック」をよく考えてみると、離婚の原因は浮気で、「その発覚ルートやツールが、フェイスブック」というのが正しいと思います。この論理で行くと、「離婚の原因は探偵事務所だ」と言うことになりかねません。
 こうしてみると日経記事の後半「個人の意識も安心を担保するルール作りも追いついていない」は、
「浮気がばれにくいルール作りがなされていない」と読めます。
まるで日経新聞が「安心して浮気できる環境作り」を推奨しているようにも読めてしまうのです。

 しかし、ここにわたしの作為があります。実はこの記事の前半には一般論としての個人情報保護の重要性が書かれており、日経新聞のいう「個人の意識も安心を担保するルール作りも追いついていない」とは、前半の一般論としての個人情報保護を訴えるものなのです。

 一部を取り出して、全体を判断する危険性がここに潜んでいます。怖いですね。