波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「区別せず」

約 1 分
DSCF2553R
プラハの学会会場にて

先週は、患者さんを続けざまにお二人、在宅で看取りました。
大変悲しいことです。

いい人は、なぜかくも早く逝ってしまうのか?

ご冥福を祈る限りです。

さて、私のように在宅医療をやっているとよく、

「休みが取れなくて大変でしょう?」と聞かれます。

皆さん、疑問として聞かれるというよりも、「ねぎらい」のお気持ちからそうおっしゃっていただいているようです。

私の体調を気遣っていただいて、大変うれしく思います。

つい先日も、夜に発熱したご高齢の患者さんのお宅へ臨時往診しました。その際、患者さん本人から、「こんなに夜遅くまで出歩いてはいけませんよ」とご注意いただきました。少し、認知症がある方なので、そのお言葉もご愛敬ですが、おそらくこの人は、認知症になる前から親切な方だったのだと思います。とても苦労が報われる瞬間です。こういう、素敵な出会いを求めて私は訪問診療に精を出しているのかもしれませんね。

ただ、最近強く思うのは、「自分が仕事好きだ」ということ、「今の仕事が合っている」ことです。

なので、いわゆる「仕事とプライベートの区別」という発想が自分の中に欠落しているようです。
(まぁ、患者さんには「プライベートを充実させるように!」とアドバイスしているので、説得力がないのですがね…。)

休診日に、自宅で(患者さんに借りた)マンガを読みながら、ふと患者さんのことを考えますし、診療の合間にコーヒーを飲んだりお菓子を食べたりもします。

完全に「オンとオフを使い分ける」のが苦手です。

そうやって、公私の別なく暮らしていくやり方が、私には合っているようです。

そんなわけで、仕事を取り上げられると、何をして良いか判らず、途方に暮れてしまうかもしれません。

今日も、仕事とプライベートの区別をせず、楽しんで生き抜いていきたいと思います。