波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「肝臓先生」

約 1 分

肝臓先生少し前、お薬手帳をネタに新聞広告の掲載をしたことがあります。

時折患者さんからそのことを指摘されたり、喜んでもらったり、からかわれたりするのですが、お薬手帳というのは本当に便利なものです。今でこそあって当たり前の感じがありますが、これも医薬分業が進んだおかげかと思っています。

さて、患者さんはそれぞれ複数の専門医療機関にかかっていたりして、それぞれからお薬が出されています。

それを読むだけでも勉強になりますし、ドクター個々の「処方癖」を見て取ることが出来ます。

もちろん専門医な訳ですから、見る疾患も限定されてきて、いきおい処方も似たような感じになってしまうわけで、これは不思議なことではありません。

翻って我が身を見ると、その時々で処方癖が変わっていっていることがあります。

同じ発熱でも、呼吸器の勉強をした直後だとまずは呼吸器のチェックから入りますし、血液の勉強をすれば敗血症や血液疾患になっているのでは?と言った具合に、私の中でブームが起きてしまうわけです。

もちろん、常にセルフチェックし、バランスのとれた診方ができるようにはしているのですけれど…。

さて、長い前振りですが、本題の「肝臓先生(坂口安吾)」

診る患者、診る患者、すべてを「肝臓炎」と診断し、その臨床研究にのめり込んでいきます。

保険請求もすべての患者が「肝臓炎」となってしまい、健康保険から目をつけられる始末です・
(このあたりは、現代にも通じるところが有り、思わず笑ってしまいます)

やがて、いろいろな軋轢が生じ…。と

あとは、青空文庫で読むことが出来ます。

医療に関わる人全員に読んで欲しい古典です。