波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「夜と霧」

約 1 分

夜と霧「夜と霧」新版
ヴィクトール・E・フランクル (著), 池田 香代子 (翻訳)

なぜ今、「夜と霧」なのか?それにはそれなりの事情があるのですが、まあそれはさておき。

新版が出れば、旧版はお蔵入りするのが普通ですが、これは新旧両方とも普通に書店に並んでいます。

これは、収容所の悲惨さや人間のひどさを告発する本ではなく、極限状態におかれても人間らしく生きようとした人たちの物語です。

旧版は強制収容所の知識がない人に向けた編集になっているようで、本質とは違う内容が冒頭に延々と続くため、その悲しさに読み続けられなくなる人もいるかもしれません。

そんな人には新版がおすすめです。

意外にベストセラー、ロングセラーというのは読んでいる人がいなかったりもします。が、この一冊は死ぬまでに1度は読むべき本だと思っています。

内容紹介:(みすず書房より)
〈わたしたちは、おそらくこれまでのどの時代の人間も知らなかった「人間」を知った。
では、この人間とはなにものか。
人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在だ。
人間とは、ガス室を発明した存在だ。
しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ〉

『夜と霧』 霜山版と新版(池田訳)について
「言語を絶する感動」と評され、人間の偉大と悲惨をあますところなく描いた本書は、
日本をはじめ世界的なロングセラーとして600万を超える読者に読みつがれ、現在にいたっている。

原著の初版は1947年、日本語版の初版は1956年。
その後著者フランクルは1977年に新たに手を加え、改訂版が出版された。
みすず書房では、改訂版のテキストよりまた新たに『夜と霧 新版』(池田香代子訳)を2002年に出版し、
現在は、『夜と霧――ドイツ強制収容所の記録』霜山徳爾訳本と、『夜と霧 新版』池田香代子訳との、ふたつの『夜と霧』がある。
いずれもみすず書房刊。