波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「無駄な休み」

約 1 分

pixta_14332780_S息子の通う高校では、定期考査一週間前になると部活動は休止になり、全員早く下校します。

また、試験の合間合間には勉強するための休みがもうけられており、2日試験を受けては1日休みを繰り返すようになっています。

もちろん、「集中して試験勉強できるように」との配慮で、普段は部活動に熱中している生徒は、その熱中を勉強に傾けるのが理想でしょう。
(まあ、これはこれで、「一夜漬け」を推奨しているようで問題がないわけではないのですがね)

それはさておき、どれだけの生徒がこの本来の「部活動休止」、「試験休み」を有効に活用しているのか?

少なくともうちの息子は“ほとんど”勉強をしていません。

部活がなくなって早く帰れば、お菓子を食べながらマンガ三昧です。

休みの日は昼まで寝て、ごそごそと起きてくる。

棚から教科書を取り出し、表紙を眺めてため息をつき、昨日の試験問題を取り出しては、
「問題が難しすぎる」、「習っていない」、「先生の教え方が悪い」
と悪態をつきまくります。聞いていると怒りを通り越し、その滑稽さに笑うしかありません。

自分でもその理不尽さを理解しているのか、不安を解消するためにスマホの動画に逃避します。

「こうしてサボっている間にも友人は一生懸命やっているかもしれない」
そんな気持ちがよぎると不安でたまらなくなり、さらに逃避が加速します。

おそらく、平均自宅学習時間は5分/日を切っているのではないか?そんな風に思えるときもあります。

結局の所、どんなに良い環境を作っても、自らの意志で動き出さない限り成長は望めません。

「ウマを水飲み場に連れて行くことは出来ても、むりやりに飲ませることは出来ない」という有名な格言がありますが、それを身をもって感じます。

ただ、ウマが「飲みたい」と言ったときに、「いつでも飲める環境を作ってやる」ことも大事で、それが親の役目と割り切って、見守るしかありません。

「因果応報」、「歴史は繰り返す」

息子も、自分が親になって初めて苦労がわかるのでしょう。

が、その時には遅いのです…。