波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「診断名サイコパス」

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サイコパス診断名サイコパス―身近にひそむ異常人格者たち (ハヤカワ文庫NF) 文庫
ロバート・D. ヘア (著), 小林 宏明 (翻訳)

酸鼻を極める事件が後を絶ちません。つい先日も高校生が主婦を殺害する事件がありました。また広島ではアイスピックを使った通り魔も報道されています(本当に通り魔かどうかはわかりませんが)。

今回の大量殺戮では加害者が「気さくな好青年だった」、「大学在学の途中から豹変した」などと報道され、遺族には謝罪の意を表す一方で、「後悔も反省もしていない」と発言するなど、ある意味典型的な経過をたどっています。

本書が書かれたのは20年以上も前ですが、今読んでもそのまま通用する内容になっています。

措置入院のあり方なども糾弾されている本事件ですが、アメリカでは人口の4%、日本を含むアジアでも0.1%はこのような素養を持った人がいると言われています。すべての人に対応するのは実質的に不可能でしょう。

いろいろなことを考えさせてくれる一冊ですが、体調の悪いときには読まない方がいいでしょう。

内容:
凶悪犯罪研究の先進国アメリカで、心理学者は異常殺人者に共通するある傾向に注目してきた。つまり極端に自己中心的で著しく情緒に乏しく、人を魅了し操る能力に長けているのだ。彼らはサイコパスと呼ばれるが、このような人間は実はわれわれの身近にも潜んでいる―非行少年、詐欺師、暴力亭主、幼児虐待者、カルト教団の教祖として!多くの実例を通じて「良心の呵責なき者たち」の素顔に迫る戦慄の一冊。