波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「在宅でよかった」

約 1 分

プリントクリニックが夏期休業に入った直後、一人の患者さんが自宅で息を引き取られました。

某日の朝、クリニックで諸々の書類と格闘していた私の元へ、ご家族から「呼吸が不安定になっている」と、落ち着いた声で連絡があり、自宅にうかがって、死亡確認をしました。

とても穏やかなお顔をされていました。

「一週間持つかどうかわからない。自宅に帰るなら今がチャンスです。」 そう言って、病院主治医から背中を押されての在宅スタートでした。

看護・介護をするご家族にも不安や葛藤があったと思いますが、「自宅に帰りたい」その本人の気持ちが通じ、自宅へ帰ることが出来ました。

当初、病院主治医も私も「もって数日~1、2週間だろう」と思っていたのですが、実際には病院から自宅へ帰って半年間、毎日ご家族と訪問看護ステーションからの看護を受け、好物を口にされながら過ごしておられました。

自宅に帰ることで、生きる活力がわいたのではないかと思います。

まだまだ私にはわからないことだらけです。きちんと、一例一例、積み重ねていかね、勉強していかねばならないのだと痛感しました。