波乗りクリニック

「イスラム2.0: SNSが変えた1400年の宗教観」

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イスラム2.0: SNSが変えた1400年の宗教観 (河出新書)
飯山陽 (著)

少し前にNHK-BSでイスラム学者の井筒俊彦さんの特集をやっていました。

井筒さんの理念や人間性の高さと、そのお人好し度合いが同居しているのを見ていたたまれなくなりましたね。
一神教も東洋思想の中に取り入れようとされていたのか?
まあ、そもそもが西洋に宗教が存在したことはないのですが…。
原著を読んでいないのでなんとも言えないのです。
しかし、これほどの知の巨人をしても理解困難だったイスラムが、インターネットの時代に明らかになりつつあります。

オリンピックのことや桜のことなどに世間がうつつを抜かしている間、水面下で進む危険な事態。
異文化理解は必要だが、「どんなに話し合っても理解し得ないことがある」ことを思い出させてくれます。

大手メディアが絶対に言わない内容。スウェーデンやイギリスの性被害については対岸の火事ではないですよ。まったく。
特に女性は1度は読んでほしい内容です。

【内容紹介】
イスラム法学者よりもGoogle先生!ネット、SNSは1400年の宗教観、法解釈を根底から変えた。新時代のイスラム思想とは?

日本人の知らないイスラム最前線!!
ウェブ上にアップされた『コーラン』や「ハディース」。
一部の宗教エリートたちのものであった知識や解釈が、翻訳・検索機能により誰でも容易に直接アクセスできる時代となった。
このことにより、「啓示」は宗教エリートの手をはなれ、一般信徒の原理主義化が加速する。
神の啓示に服従し、イスラム教徒はイスラム法によって統治される秩序の確立を目指し、
彼らが正義だと信じるジハードを実行することが「正しいイスラム教徒」であることに気付き、それを希求するようになったのだ。

日本人の常識、西洋的価値観は捨てよ!
ヨーロッパでは「同化しない」イスラム教徒たちが、「移住」と「多産」により各国で議席を獲得しはじめるなど、
民主的なイスラム化をすすめる「静かなるジハード」が進行し問題となっている。
また、イスラム教徒が集住することで生まれたノー・ゴー・ゾーン(警察管理外地域)の増加、学校のイスラム化など、
これまでの西洋的価値観では対応しきれなくなり、その失敗が白日のもとに晒されている。
一方で、イスラム諸国も「イスラム教の宗教言説」を改革しなければ、テロの問題を解決できないことを認め、正面から向いはじめている。
移民問題をはじめ、ターニングポイントに立たされている日本は、西洋の二の舞とならずに、どのように対処していけばよいのか──

「思い込み」「自分の価値観」を廃し、ただ「事実」に基づいてイスラム教を読み解く!!