波乗りクリニック

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「99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方」

約 1 分

99.9%は仮説「99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方」 (光文社新書) [新書]竹内 薫 (著)
<飛行機はなぜ飛ぶのか?科学では説明が出来ない!頭がやわらかくなる科学入門>

 最近、小学生の娘が質問魔になっています。
 「人間は誰が作ったのか?神様は誰が作ったのか?宇宙が始まる前は何があったのか?」

 出来るだけ丁寧に答えるようにはしているのですが、なかには私が答えられないことを見越した質問もあるので困ります。

 「空気は何から出来てるの?」→「酸素と窒素と二酸化炭素と….かな」
 「酸素は何から出来てるの?」→「原子かな」
 「原子は?」→「陽子と中性子と電子だね」
 「陽子は?」→「クォークとか素粒子とか、そんなんだよ」
 「素粒子は?」→「まだ今よくわかってないんだよ!」

 娘に遊ばれているのはよく理解しているのですが、こうして考えてみると、物事を細分化していくと、世界中のほとんどのものは「意外とよく理解していない」、あるいは「まだ判明していない」ことから成り立っていることがよくわかります。

 サブタイトルにもあるように、どうやら飛行機はなぜ飛べるのか?実は細部ではよくわかっていないこともあるようなんですね。
 渦理論や揚力で説明が出来なくもないらしいのですが、根源的なところで説明に無理が出るようなのです。

 筆者が言いたいのは科学否定ではなく、科学をより発展させる、あるいは科学を実生活に活用するために「先入観を持たずに頭をやわらかくしよう」と言うことらしいです。

 以前に女優の菊川怜がバラエティで「コンクリートがなぜ固まるのかまだ科学的に解明されていない」と発言していました。
 この人は大学時代にコンクリートの研究をしていたらしいのですね。そのときは「うそだろう!!」と思っていましたが、この本を読むとなるほどとうなずけます。

 「わかる」という言葉の使い方が違うのです。

 特に、自然科学に関わる人におすすめの本です。すこし頭をやわらかくしてみませんか?