波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「理科系の作文技術」

約 1 分

理科系の作文技術理科系の作文技術
木下 是雄 (著)

 新年度を迎え、桜の舞い散る中、何となく華やいだ雰囲気です。

 診療報酬改訂、消費税率引き上げなど、生々しい動きも目立ちますが、やはりこの時期は新入学のフレッシュな人に目が行きます。

 書店には大学生向けの真新しい教科書が平積みになり、本好きの私にはたまらない季節です。
 そんな中、大学生のうちに必ず読んでおかなければならない本を思い浮かべます。

 それが、「理科系の作文技術」です。

 30年以上にわたって読み継がれる名著。
 名著と言うより、日本の大学生は必ず読まねばならない。(must)
 理系に限らず、大学生ならばこの本を読まずして学生生活を送ってはならない。
 出来れば高校時代によんでおきたい。そのくらい重要な本です。

 学生時代に限らず、社会人になってからも仕事で論理的な文章を書かなくてはなりません。

 特に理系の文章は独特で、自分の意図したことが相手にそのまま伝わることが要求されます。

 たとえば、「~と思う」 と 「~と考える」 では、全くニュアンスが違ってきます。

「STAP細胞は存在すると信じている」
「STAP細胞は存在すると思う」
「STAP細胞は存在すると考える」

 では、相手に与える印象が全く変わってきます。

 「~を信じる」は主観的な信仰の世界であり、「~を事実と考える」は客観的な判断です。
 「~と思う」はどうでしょうか?

 情緒的だったり、散文的だったりする内容では客観的事実として、正確に伝わらないことがあります。

 そんなとき、この本が役に立ちます。

 入試が終わって緩んだ頭を直撃します。大学は論理的に物事を考えるトレーニングをする場所です。

 新入学のプレゼントにいかがでしょうか?

 万年筆や商品券、高級車も結構ですが、もしも800円足らずのこの本をおばあちゃんから贈られたら?
 お孫さんのあなたを見る目が変わります。
 きっと「ある意味、生涯忘れられないプレゼントになる」でしょう。

 (と私は「信じて」います…。)