波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「教えを請う」

約 1 分

屋根瓦当然のことですが、私も昔は学生でした。研修医でした。

修練するうちに少しずつ知識・技術が少しずつ向上し、先輩から助言を求められるようになったときは、とてもうれしく感じたものです。

そして、日々診療に明け暮れているうちに、ふと気づくと、人を指導しなければならない立場になっていました。

ついこの間まで高校生だった人たちを相手に、医学全般を教えなければならない立場になりました。

時は過ぎ、その子たちは立派な医師となり、それぞれの専門分野では私の及びもつかない、そんな高みに到達している人たちもいます。

最近、そんな昔の教え子に「教えを請う」ことが多くなりました。

虚心坦懐、素直に「教えて!」と後輩にいえるようになりました。とてもうれしいことです。先輩から「教えて!」と請われるよりも、

自分から後輩に「教えて!」と頼む時の方がうれしく感じます。

はじめは「教えられ」、次に「教え」、次は「教えを請う」立場になりました。まるで屋根瓦のようです。

こうして時は過ぎ、いずれは私自身が患者となり、彼らに看取ってもらう日が来るのでしょう。

まだ今はそのときではありません。

我ら40代、これから一生懸命働こうではありませんか。