波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「神様の電子カルテ」

約 1 分

神様のカルテとうとう、ダジャレになってしまいました。

「神様のカルテ」

 作家で医師(医師で作家?)の夏川草介の同名原作を映画化した作品です。

 普段、医療ものの映画やドラマは極力見ないようにしているのですが、これは家内が原作のファンだったので、一緒に映画館に行きました。

 Amazonのレビューなどを見ると、「ストーリーはありきたり」「櫻井翔が浮いている」といったコメントがあるのですが、私は逆にそれが良いと思いました。若手医師(おそらく後期研修医)の日常が淡々と、主人公も朴訥に描かれ、ちょっとほっとできる、とてもすてきな映画です。(サントラも良いのです)

 写真家の奥さん、奇妙な同居人達の優しさが画面からにじみ出ているように感じます。私もこんな下宿に住んでみたいものです。

 「原作を読んで映画を見るか」、「映画を見てから原作を見るか」によって、この映画の評価は分かれるところです。私は映画が好きですが、家内は原作の方が良かったようですね。

 夏目漱石へのオマージュのような、下宿屋のちょっと浮き世離れした世界観が好きで、結局今では私の方がファンになってしまったようです。

 「医療モノは見たくない」というのは、一つに「仕事から離れてまで見たくない」というのと、もう一つ「アラが見えてしまう」という理由があります。この作品も桜井君の肩掛け聴診器の向きが右だったり左だったりして、どうしても細部が気になってしまうのですが、マァ、それはそれでいいのです。

 ところで、原作では話の続きがありますので、家内に「続編は【神様の電子カルテ】だ!」とくだらないことを言って無視されていました。さきほど確認すると本当に来春には続編が公開されるようで、ただしタイトルは「神様のカルテ2」という平凡なものでした。(また、その平凡さが、この映画のいいところだと思います)
 リアルな医療ものではなく、周辺の人間模様を一作目同様、幻想的に作ってほしいところです。

 「映画は公開初日に限る」という、高校時代から続く「認知のゆがみ」は未だに修正できず。早速スケジュールを確認すると、そこには「当直」の文字が…。