波乗りクリニック

一般内科・心療内科・在宅医療

「働かないアリに意義がある」

約 1 分

働かないアリに意味がある「働かないアリに意義がある」 (メディアファクトリー新書)  – 2010年
長谷川 英祐 (著)

「パレートの法則」というものがあります。

「2割:8割」の法則とか「8割:2割の法則」とも言われます。また「2-6-2の法則」と言われることもあります。

ある組織があって、そのうちの「2割のメンバーが8割の仕事をしている」という考え方で、

「2割の出来る人、6割が凡庸な人、残りの2割が足を引っ張る」というものです。

応用編として、「世の中の富の8割は2割の人に集中している。」といった使われ方をすることもありますね。

もっとしつこく応用すると、「試験対策では重要な2割を勉強すると、8割点数がとれる」ともいいます。これにはいろいろな応用編が存在します。

さてここで、「自分は残りの8割に違いない」と落胆する必要はありません。

割合こそ微妙に違うものの、現代社会の縮図とも言えるアリの世界でも「7割の働かないアリにこそ意義がある」と論じる、進化生物学の視点からのメッセージが私たちを勇気づけてくれます。

「よく働くアリだけを集めてくると、そのうちの7割は働かなくなる」というのは衝撃的でした…。逆に、働いていないアリばかりを集めると、その中から働きもののアリが出てきそうです。

“一見して”働いていないような人が案外社会を下支えしているのかもしれませんね。

内容:
7割は休んでいて、1割は一生働かない。巣から追い出されるハチ、敵前逃亡する兵隊アリなど「ダメな虫」がもたらす意外な効果。身につまされる最新生物学。